国内ゲームソフト市場の動向
ゲームのミリオンセラー数が減少
ソニーのゲーム事業が世代交代に失敗したことについて、2013年1月5日の産経bizが報じているので、見てみましょう。平成24年の国内ゲームソフト販売は、売上本数100万本以上となる「ミリオンセラー」が、ニンテンドーDS用の「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2」(ポケモン)と、ニンテンドー3DS用の「とびだせ どうぶつの森」、「Newスーパーマリオブラザーズ2」(いずれも任天堂)の3作に終わった。(産経biz)
近年、ピークだった平成18年(14本)に比べ、ほぼ5分の1の水準。だが、確実に数字が見込めるコンテンツを抱えた任天堂が“独り勝ち”となった形だ。(産経biz)ゲーム業界の平成24年国内ソフト販売のうち、大ヒット作を見てみよう。
ゲームソフト販売のヒット作
- ポケットモンスター ブラック2
- ポケットモンスター ホワイト2
- とびだせ どうぶつの森
- Newスーパーマリオブラザーズ2
ソニーでモンスターハンター4発売しない可能性
同社(カプコン)の最新作「モンスターハンター4」は、3DS向けに来年夏の発売を予定しているが、PSヴィータやプレイステーション(PS)3など、SCEのゲーム機向けへのアナウンスはなされていない。ファンの間でささやかれた「ソニー向けの発売はない」という情報を、事実上追認した形だ。(産経biz)ソニーのゲーム機であるPSPで、モンスターハンターは非常に人気のあるタイトルと言えます。お金の面から見ても、ソニーのゲーム機販売台数増加に貢献したと思いますが、PSヴィータでは販売しないことが濃厚なようです。
ソニーから任天堂重視にカプコンが転換
21年に任天堂の家庭用ゲーム機Wii用が、23年に3DS用が発売され、近年は任天堂ハードへの供給が中心となっている。(産経biz)モンスターハンターシリーズは、平成16年に発売されており、ソニーのゲーム機で人気ソフトになりましたが、カプコンは任天堂を重視しているようです。
ソニーのゲーム撤退の可能性と今後を見るうえで、任天堂は競合する企業ですが、ソフトの供給で任天堂よりも苦戦している事が分かります。
カプコンのソニー離れが痛手
特に、PSPではミリオンセラー4作がすべてモンハンシリーズとなっており、22年のミリオンとなった「モンスターハンターポータブル3rd」以来、SCEでは国内ミリオンが出ていない。(産経biz)
SCEにとって「客が呼べる一枚看板」を、任天堂にさらわれた形となり、今後の事業展開にも支障となりかねない。(産経biz)ソニーの人気、携帯ゲーム機であるPSPのヒット作は、全てモンスターハンターシリーズです。ソニーにとって、カプコンがモンスターハンターをソニーのゲーム機でださなければ、売上に響く事と思います。
ソニー携帯ゲームの販売予想を下方修正
24年11月の4~9月期決算説明会では、PSPとPSヴィータを合わせた今年度の販売台数予想を、8月に続き再度下方修正し、1千万台に引き下げた。(産経biz)
ハードが当初予想から600万台の下ぶれでありながら、ソフトの販売見通しは前年度なみに据え置くなど、SCEの判断には疑問符もつく。(産経biz)上記についてまとめると、ソニーの見通しが厳しい事が分かります。
- 平成24年11月に4~9月決算説明会で8月に続き下方修正
- PSPとPSヴィータを合わせた今年度の販売台数予想 1000万台
- ハードは当初予想から600万台の下ぶれ
- ソフトの販売見通しは据え置き
ソニーのゲーム事業の今後
ソニーの携帯ゲーム機は、販売予想を引き下げていますが、ソニーが中古ゲームを弾く特許取得の噂があり、ゲーム離れを引き起こす可能性があります。人気ゲームソフトが供給できなくなる事と合わせて気になりますね。ソニーのゲーム事業失敗の理由があるとすれば、任天堂と比較すると人気ゲームソフトモンハン撤退を防げなかったことが要因になるのかもしれません。 スポンサードリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿