ソニーとシャープがドコモに貢献
ソニーのスマホと、シャープのスマホでドコモの販売台数が増加しています。ドコモは年間契約台数で、ソフトバンクとKDDI相手に苦戦を強いられています。ソニーとシャープのスマホが、12月に人気であった事から何とか持ち直しており、2013年1月からの契約者数獲得競争に繋げる事ができているのではないでしょうか。
ドコモが販売台数が純減から純増に
シャープのスマホが、ドコモの販売台数増加に貢献していると日経新聞2013年1月10日が報道しているので見てみましょう。シャープのスマホでドコモの販売台数が増加している点については、こちらをご参照。電池寿命を長くしたシャープ製や高性能カメラを搭載したソニー製スマホなどの人気がけん引した。(日経新聞)
BCNによると12月のスマホ販売台数はソフトバンクの米アップル製「iPhone5 32GB」を抑え、ドコモの2機種が1位、2位となった。(日経新聞)
1位はシャープ製「アクオスフォン ゼータ」で省エネ型液晶を搭載し、電池寿命を2日に延ばした。2位はソニーモバイルコミュニケーションズの「エクスペリアAX」で内蔵カメラの撮影機能を高めている。(日経新聞)ソニーのスマホが、ドコモの販売台数増加に大きく貢献していることが分かります。ソニーのスマホが、人気機種のiPhone5を超える販売台数を獲得した事は注目すべき点ではないでしょうか。
通信3社の販売台数まとめ
通信3社の2012年12月の販売台数増加について、まとめると下記のようになります。- ソフトバンクモバイル販売台数増加 27万4700件
- KDDI(au)販売台数増加 23万9200件
- NTTドコモ販売台数増加 23万5100件
つまり、ソニーとシャープのスマホの売れ行きが好調であった事から、2012年12月の契約者数増加に繋げたと言えます。
契約台数2012年12月末の比較
12月末の携帯電話の総契約件数は1億2912万7300件で前年同月末比6.1%増となった。事業者別ではドコモが6098万8100件(同2.3%増)、KDDIが3681万7200件(同7.3%増)、ソフトバンクが3132万2000件(同12.5%増)だった。(日経新聞)
- ドコモの携帯電話の総契約件数6098万8100件 前年同月末比2.3%増
- KDDIの携帯電話の総契約件数3681万7200件 前年同月末比7.3%増
- ソフトバンクの携帯電話の総契約件数3132万2000件 前年同月末比12.5%増
また、ソフトバンク スプリント買収の理由を孫正義が語っています。ソフトバンクの携帯電話メーカーへの価格交渉力は上がるものの、ソニーにとっては新たなビジネスチャンスになる可能性を秘めているのではないでしょうか。
ソニーの携帯事業とグループのシナジーに注目
ソニーの携帯電話事業を見ると、ソニーのスマホは反日デモで販売53%減少しており中国市場は、かなりのリスクがあると言えるのではないでしょうか。ソニーは、ソニーエリクソンの子会社化やソネットの子会社化など、ソニー上場子会社の戦略に変化が生まれています。ソニーグループのシナジー効果で、携帯電話事業を強化する事ができるのか、注目ではないでしょうか。 スポンサードリンク
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