ソニー岐阜工場社員リストラの人数

ソニー子会社が岐阜工場リストラを発表しましたが、その人数と地元自治体の推計人口を比較すると地域経済への影響が大きいことが分かります。ソニーは日本を代表する企業ですが、本社社員の雇用継続も困難になっており、地域経済が雇用を特定企業に依存するとリスクが高いことが分かりますね。

(1)ソニー、シャープ、パナソニックのリストラ

ソニー、シャープ、パナソニックなどのリストラが話題になりましたが、大手家電メーカーは業績悪化により余剰人員を抱える余裕がなくなっています。

ソニーは子会社の岐阜工場のリストラを発表しており、取引先に影響が大きいことで地域の雇用が失われることが報じられていました。

下請けは7社社員は計1457人
契約社員はそのうち、1362人(外国人は677人)

ソニーのリストラは、業績悪化により地域の雇用を担う余力が失われていることを意味しており、日本を代表する企業にしても、特定企業に地域経済が依存するリスクを感じますね。

(2)ソニーイーエムシーエス美濃加茂サイトは5000人近くが勤務

ソニーが岐阜工場リストラの人数について、2013年3月30日の毎日新聞が＜ソニー美濃加茂サイト閉鎖＞関係者「寂しい」　跡地利用は未定と報じているので見てみましょう。

岐阜県美濃加茂市のソニー子会社「ソニーイーエムシーエス美濃加茂サイト」が29日、事実上の閉鎖となった。1981年に稼働を始め、ピーク時には5000人近くが働いていた同工場を従業員らが足早に後にし、関係者からは「やっぱり寂しい」と閉鎖を惜しむ声が聞かれた。

ソニー子会社の岐阜工場はリストラにより閉鎖が決まっていますが、ピーク時には5000人近くが勤務していたようですね。岐阜県美濃加茂市の推計人口は、wikipediaによると2012年11月1日55,295人であることを考えると、ピーク時に5000人の就業者数は地域経済の雇用の柱であったことが分かると思います。

(3)海外のコールセンター会社で勤務

「これからどう変わっていくんでしょう」。派遣社員として2月下旬まで勤務していた同県可児市の三村美穂さん(41)は、工場の“最後の姿”を見届けようと訪れた。昨年10月に閉鎖が発表されてからは労働組合の書記長を一時期務めた。5月から海外にあるコールセンター会社で働く。「労働者も消費者だということを考えてほしい。『さよならソニー』という気持ちです」と社旗に目をやった。

ソニー岐阜工場で勤務していた派遣社員の方は、2ヵ月後に海外にあるコールセンター会社で勤務をするようですね。ソニーで勤務後に、海外にあるコールセンター会社で勤務するのは、ソニーグループであるのか、指導者として勤務するのかは不明ですが、日本人の雇用が失われている可能性があることが分かります。

(4)ソニー岐阜工場のリストラで1000人が失業の可能性

県や岐阜労働局は、正社員や請負会社の従業員らの雇用が4月1日時点で最大1000人超失われる可能性を指摘。工場敷地の活用法などを未定とするソニーに、県は「雇用の創出と地域活性化のためにも早急に決めてほしい」と要望している。

ソニー岐阜工場はリストラにより、1000人超が失業の可能性が指摘されていますが、ソニー40歳社員評価とリストラ部屋(3)を見ると雇用を継続する余力がないことが分かりますね。

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