(1)ソニー電池事業の売却とリストラ
ソニーは電池事業売却の検討が発表されていましたが、ホンハイなどの海外企業や政府系ファンドの名前がでていました。ソニーはテレビ事業でリストラを行うなど、過去と関係なく資産売却を進めていますが、リチウムイオン電池事業を切り離して、政府系ファンドの出資を受ける案も検討されているようですね。
(2)ソニー、NEC、日産自動車が統合交渉
ソニーNECリチウムイオン電池提携交渉について、 2013年3月27日の朝日新聞がソニー・NEC・日産、リチウムイオン電池で統合交渉と報じているので見てみましょう。ソニー、NEC、日産自動車が、リチウムイオン電池事業の統合に向け交渉を始めたことが26日わかった。政府系ファンドの産業革新機構が主導し、出資も検討している。ソニー、NEC、日産自動車が統合交渉を行っていますが、政府系ファンドも出資を検討しているようですね。
- ソニー
- NEC
- 日産自動車
- 政府系ファンド 産業革新機構
(3)統合により海外へ技術流出防止が目的
ソニーが売却を目指している電池事業に台湾企業などが関心を示しており、統合で海外への技術流出を防ぐ狙いがある。ソニーなどの提携を政府系ファンドが主導する理由について、ソニー電池事業売却の企業名にホンハイが浮上するなど、海外への技術流出を警戒する狙いがあるようですね。
ソニーやNEC、日産のリチウムイオン電池の技術が海外流出しない仕組みを検討しているようですが、シャープの液晶パネル事業のようになることを警戒しているのかもしれないですね。
(4)提携交渉各社の電池子会社の名前
ソニーの電池子会社「ソニーエナジー・デバイス」と、NECと日産の合弁会社で自動車向けリチウムイオン電池を作る「オートモーティブエナジーサプライ」を経営統合させる方向で今月、3社が交渉に入った。2013年度中の統合を目指す。ソニー、NEC、日産のリチウムイオン電池製造会社について見てみましょう。
- ソニーエナジー・デバイス
- オートモーティブエナジーサプライ NECと日産の合弁
- 2013年度中の統合を目指す
(5)サムスン子会社が世界シェア首位
小型で大容量のリチウムイオン電池は、1991年にソニーが世界に先駆けて商品化し、2000年代初めまでは日本メーカーが世界シェアの約9割を占めた。
ただその後は韓国勢や中国勢がシェアを伸ばしている。調査会社のテクノ・システム・リサーチによると、12年はサムスンSDIが初めて日本勢から世界シェアトップを奪った。ソニーがリチウムイオン電池を開発、日本企業が世界シェアのほとんどを占めていましたが、韓国企業に世界シェアトップを奪われたようですね。日本企業は液晶パネル事業でも、サムスンに世界シェアトップを奪われましたが、リチウムイオン電池でも競争に敗れており、提携交渉を行うきっかけとなっているようですね。
ソニー バイアコム提携の理由を見ると、提携に成功すれば、スマホやタブレット販売でサムスンを追撃できる魅力が増加することになりますね。 スポンサードリンク
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