(1)ソニーの利益と権力闘争による業績低迷
ソニーの利益と権力闘争による業績低迷について、まとめたのが上記です。ソニーの売上はエレクトロニクス部門が主力ですが赤字となっており、利益は金融部門がほとんどを占めています。ソニーは経営陣の権力闘争により経営が迷走しており、テレビ事業などは改革が行えず赤字が続いています。ソニーは平井社長が就任後、赤字部門などのリストラを行っており、従業員に対する待遇も限界がきているようですね。
(2)社員に仕事がなくなる
Dさん(50代前半)も昨年11月に上司から「あなたの仕事はなくなる。キャリアを生かせる場所をほかで探してほしい」と告げられた。ソニーを50歳前半でリストラされようとしている社員に対して、上司が提示している仕事の内容について見てみましょう。
(3)下請けや子会社への出向を示唆
その後も上司との面談が続けられたが、今年1月の面談では「(辞めないのなら)下請け会社での清掃業務や九州など遠隔地の子会社への異動もありうる」との説明があった。ソニーの50歳前半社員は、下請け企業への清掃業務や子会社への異動を示唆されたようですね。ソニー キャリアデザイン室50歳の真相(4)で、同年代の社員の待遇について見ましたが、終身雇用というのは過去の話しであることが分かりますね。
(4)ソニー広報、キャリアデザイン室と追い出し部屋
CさんやDさんは「退職を強要されている」と受け止めている。だが、ソニー広報センターは本誌に「退職強要の事実はない」と説明。少数組合のソニー労働組合が問題視しているキャリアデザイン室についても、「異動先が未定の社員が次のキャリアを速やかに見つけるための調整部署。(「追い出し部屋」との)指摘のような事実はない」としている。ソニーの広報が、キャリアデザイン室について、リストラを行うための追い出し部屋であるという指摘を否定しているようですね。ソニー50歳前半の社員の報道を見ると、リストラがどのように行われているのか分かりますね。
(5)ソニー上司と社員の会話は退職勧奨か
CさんやDさんによれば、上司は「仕事がない」と繰り返す一方で、「辞めてください」とは決して言わないという。
また、「早期退職という方法がある」と話すものの、「申し込んだらどうか、とも言わない」ともいう。
Cさんが「退職を勧奨しているのですか」と聞いたところ、上司は「違います。あくまでキャリアについての面談です」と返答。それでもCさんは「退職を強く促されている」と感じている。ソニー社員の待遇を見ると、終身雇用制度というものは、企業と社員の双方にとって手放しで喜べない制度の面は、あることが分かりますね。
- ソニーの上司は仕事がないと言うが、辞めてくださいとは言わない
- ソニーにある早期退職制度を示唆するが、申し込みは奨めない
- 退職勧奨ではなく、キャリアについての面談と回答
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