ソニー平井社長の特徴
ソニーは社長交代により、平井社長がソニー再建の役割を担うことになりました。平井社長は、ソニー子会社から、ソニー社長に就任しました。ソニーの歴代社長が決めたものであっても、平井社長はソニー本体にいないことが長かったため、しがらみが少ないようです。
記者会見で音楽の演出
ソニーの平井社長が商品宣伝する様子と考え方について、2012年10月2日の日本経済新聞が報じているので見てみましょう。「レディース・アンド・ジェントルマン、ソニーCEO(最高経営責任者)の登場です!」。8月29日、ドイツ・ベルリンで開催された欧州見本市「IFA」での記者会見。大音量のロック音楽とともにソニー社長の平井一夫(51)がステージに姿をあらわした。「皆さん。本日ここに発表する新製品が、ソニーの未来を決めるのです」平井社長が、ソニーの新製品を紹介するときに、大音量のロック音楽で登場していますが、演出に気を配っていることが分かるのではないでしょうか。
平井社長の商品宣伝
流ちょうな英語と得意のプレゼンテーションでスマートフォン(高機能携帯電話)やデジタルカメラの新製品を次々と紹介。最後は、年末商戦で発売する大画面で高精細の「4K」テレビで締めくくった。ソニーの平井社長は、音楽やゲームの子会社からソニー本社の社長になっています。
ソニーはPS4を2月に公開することが報道されていますが、平井社長がサプライズで商品の宣伝を行うのかどうかも注目ですね。PS4のスペックを見ても分かりますが、ソニーは商品宣伝の方法をかえようとしています。
顧客に新製品で提供する価値
IFAで訪欧する直前、平井は東京都港区の本社で声を荒らげた。「そうじゃない。これを買ってくれたお客さんは何ができるわけ?俺がしゃべりたいのはそこなんだよ」。新製品の性能ばかりを強調したスピーチ案が気に入らなかった。ソニーの新商品宣伝について、平井社長は顧客に何を提供できるのか重視していることが分かります。ソフトバンク ドコモ投資戦略の比較を見ましたが、自社が何の会社であり顧客が何を求めているのかを考えることでは重要であると言えます。
商品宣伝と商品
盛田昭夫や大賀典雄の社長時代。ウォークマンやコンパクトディスク(CD)が出来上がると、彼らは喜々として商品を語った。だが大企業になるにつれ、ソニーのトップは商品を語らなくなった。もう一度、自分の言葉で「ワクワク、ドキドキ」を伝えたい。世界市場に向けたデビュー戦となるIFAを前に、平井はそう考えた。ソニーの商品宣伝について、平井社長は商品を自ら語ることに思い入れがあるようです。ソニー商品宣伝の真相を見ると、ソニーが製品の性能ではなく顧客価値の提供に力を入れようとしていることが分かります。ソニー平井社長とゲーム(4)に続く。 スポンサードリンク
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