ソニー平井社長とゲーム(4)

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ソニーの平井社長は、ゲーム子会社の社長時代にPS3を発売しています。平井社長は、ソニーが顧客目線でなかったと振り返っており、今後発売する商品はどういった楽しみ方を提供できるのか重視するとしています。

ソニー子会社がほとんど

ソニー商品宣伝の真相(3)について見ましたが、ソニーの平井社長が商品の楽しみ方について語ろうとしていたようです。平井社長のプレゼンテーションについて、2012年10月2日の日本経済新聞が報じているので見てみましょう。
創業者を除くとソニー最年少の社長兼CEOに就任した平井が、本社に勤務したのはわずか3年半。残りの25年間は音楽とゲームの子会社で過ごした。そんな平井がこだわるのが顧客目線だ。端的な事例がある。
ソニー平井社長の経歴について見ると、ほとんどをゲームや音楽の子会社で過ごしている事が分かります。
  • ソニー本社勤務3年半
  • ソニーの音楽とゲームの子会社25年間
ソニー平井社長の、ゲーム子会社社長時代について見てみましょう。

ソニー平井社長のゲーム子会社社長就任

プレイステーション(PS)3はゲーム機です」。2006年12月、ゲーム子会社の社長に就任した平井は、ソニーが社運を賭けて11月に発売したばかりのPS3をこう呼んだ。
ソニーの平井社長は、ゲーム子会社社長に就任していたことがあります。ソニーのPS3に対するコンセプトについて見てみましょう。

PS3は家庭内のスーパーコンピューター

米IBMや東芝と共同開発した高性能半導体など最先端技術を詰め込んだPS3は、あらゆるデジタルコンテンツを自由自在に扱う「家庭内のスーパーコンピューター」を目指して開発された。
ソニーPS3のコンセプトとして、ポイントなのは家庭内のスーパーコンピューターとして、何でもできることにあったようですね。

PS3はゲーム以外も分かり難かった

その概念はゲームの枠を超えていたが、具体的に何ができるのか、消費者にはよくわからなかった。「あのときはビジョンを封印してでも、顧客目線に戻る必要があった」と平井は振り返る。
ソニーPS3のスペックが高すぎて、いろいろ遊び方はあるものの、ソニーがその提案に失敗したことについて言及しています。ソニーゲーム子会社の社長として、平井社長の反省の弁ということでしょうか。

ソニー製品の目的

再びIFAの発表会。「お客様に感動を提供することこそ、ソニー・スピリットなのです」。会場に流れるワーグナーの楽劇「ワルキューレ」と拍手に包まれ、平井は満足の表情を浮かべた。時間は予定通り35分。プロの仕事だった。
平井社長は、PS3の反省を生かしてソニーは顧客目線であるべきだと考えているようですね。
ソニーはPS4の発表が2月にあると言われており、スペックや株価について情報が出始めています。ソニーの平井社長が、製品の発表までの期間PS3で感じた事をPS4販売でどのように生かす事ができるのか、気になるところですね。ソニー権力闘争の真相(5)に続く。
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