(1)ソニーの社債発行
ソニーは転換社債を発行していましたが、株価が値上がりしているため、転換社債の価格が上昇しています。ソニーは株価が現状の水準であれば、転換社債の償還資金を資金調達する必要はないですね。
ソニーは過去の普通社債の償還や銀行融資返済のために、個人向け社債による資金調達を行い、資金を充当する予定のようですね。
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(2)ソニーが普通社債を発行
ソニー社債個人向け発行の理由について、2013年5月24日のロイターが、ソニーが初の個人向け国内SB発行、6月起債で5年1500億円を報じているので見てみましょうソニー<6758.T>は、期間5年・発行予定額1500億円の個人投資家向け国内普通社債(SB)を6月19日に発行すると発表した。ソニーが個人向けSBを発行するのは初めて。ソニーは、個人投資家向けの普通社債を発行します。ソニーが発行する社債の条件について、簡単にまとめてみます。
- 個人投資家向け国内普通社債
- 2013年6月19日に社債発行
- 発行予定額1500億円
- 期間5年
- 仮条件は利率0.80~1.40%
- 社債の資金使途は、社債償還や銀行融資返済、設備投資
(3)社債の発行日と利率
同社が24日、財務省に提出した訂正発行登録書によると、利率など発行条件は6月7日に決定する予定。仮条件は利率0.80~1.40%で提示されている。ソニーの社債について、NTTドコモ社債の比較でまとめた一覧と比較すると、個人向け社債の金利が全般的に低いことが分かりますね。ソニー社債金利の条件は、仮条件の段階ですが、長期金利の動向に左右されそうですね。
(4)社債の資金使途
調達資金1500億円のうち、1100億円を債務の返済に充てる。三菱東京UFJ銀行などによる協調融資780億円とともに、期間5年の国内普通社債(SB) 107億円のそれぞれが今年12月20日に期限を迎える。残り400億円は設備投資に充当する。
ソニー社債の資金使途を見ると、公募増資を行わずに、銀行借入などの債務返済を優先していることが分かります。
- 銀行融資の返済 三菱東京UFJ銀行などによる協調融資780億円 2013年12月20日期限
- 社債償還 国内普通社債107億円の償還 2013年12月20日期限
- 設備投資 400億円
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