ソニーReader海外配信拡大

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 ソニーが電子書籍端末のReader(リーダー)販売増加の為に、電子書籍の配信拡大を発表した。電子書籍の配信拡大によるプラットフォームの強化が、売上や利益の拡大に、どういった影響を及ぼすのか注目かもしれない。


 ソニーのリーダーストアが、海外で配信拡大を行うようだ。日経新聞2012年12月23日7面が、その内容について報じているが、電子書籍事業を拡大することで、電子書籍端末の売上増加を狙っているようだ。

ソニーが海外の電子書籍配信地域を拡大

ドイツとオーストラリア向けに配信サービス開始

ソニーは電子書籍事業を拡充する。このほどドイツとオーストリア向けに電子書籍配信サービスを始めた。配信地域を広げることで電子書籍端末の販売増加につなげる狙いがある。(日経新聞)
ソニーの狙いは、ソフト事業の拡大でハード事業の売上を伸ばすことのようだ。ソニー上場子会社の戦略に変化が生じているが、電子書籍販売のリーダストアと電子書籍リーダーを担当する部署がどこであるのかは気になるところだ。

 アップルが、音楽配信サービスを拡充することで、自社の顧客に対して音楽を聴く以外の価値を提供。アップルが、顧客の支持を集めたことは有名な話であり、市場シェアが結果を示している。

アマゾンや楽天との競争激化

同様に電子書籍事業のグローバル展開を加速する米アマゾン・ドット・コムや楽天との競争が激化しそうだ。(日経新聞)
電子書籍事業の競合は、アップルではなく、アマゾンや楽天が予想されると報道されている。管理人は、世界的な競争を見ると、アマゾンに加えて、この分野でも韓国、中国、台湾勢との競争になるのではないかと考えている。

 今回も、競争のポイントは、携帯音楽プレイヤー事業の失敗を生かせるのかどうかにかかっているのかもしれない。

ソニーの失敗

ソニーは、携帯音楽プレイヤー事業で失敗、アップルが以前のソニーの座についた。その理由は、ソニーが音楽ソフト事業を保有していたため、著作権に過度に配慮、様々な機能制限を設けたり、音楽配信事業に出遅れたことが指摘されている。

 電子書籍事業は、ソフトの拡充でハードの売上を伸ばすことができるのかどうか、携帯音楽プレイヤーの失敗を生かせるのかどうか注目だ。

電子書籍配信サービス リーダーストアの地域拡大

日本、米国、カナダ、英国、ドイツ、オーストラリアで販売

ソニーはこれまで日本、米国、カナダ、英国の4カ国向けに電子書籍配信サービス「リーダーストア」を手がけていた。新たにドイツとオーストリア向けに開始し、ドイツ語やポーランド語などの電子書籍の販売を始めた。(日経新聞)

8ヶ国語で配信

両国のサイトでは英語の書籍なども含む計8カ国語の書籍を配信し、タイトル数はそれぞれ数十万規模になる。(日経新聞)
ソニーは、リーダーストアの販売地域と販売する書籍の言語を拡大するようだ。主要言語と主要な書籍を網羅していれば、販売地域は拡大することが見込めるが、その内容に注目かもしれない。

リーダーの販売は世界21カ国

配信サービスを通じて電子書籍端末「リーダー」の販売増につなげる。ソニーは同端末を世界21カ国で販売するが、自社の配信サービスと組み合わせて使えるようにして端末の利便性を高め、顧客獲得につなげる。(日経新聞)
ソニーが、携帯音楽プレイヤーの失敗を、電子書籍端末事業で生かせるのかどうかが、一つのポイントになりそうだ。ソニーはテレビ価格下落で撤退寸前であり、電子書籍事業などを育成できるのかどうかに注目が集まりそうだ。
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