ソニー ゲーム撤退の可能性と今後

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ソニーがゲーム事業を撤退するかどうかと、今後の展開について少し考えたいと思います。ソニーのゲーム事業の可能性を考えると、ソーシャルゲーム市場で存在感を示す事ができるのかどうかが重要になるのではないでしょうか。


(1)任天堂がWii Uを日本で発売開始

ソニーのゲーム事業の実績

ソニーが、世界のゲーム業界のリーダー企業の一つであることは、投資家や取引企業、消費者からも異論がないのではないでしょうか。ソニーの存在感が大きい事は、ソニーPS3販売台数7000万台ソフト6億本を販売したという実績からも、分かると思います。

ライバル企業の任天堂

ソニーのゲーム事業最大のライバルである任天堂が、2012年12月8日に、次世代型家庭用ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」を日本国内で発売を開始しました。

ソニーのライバルとして、任天堂は強敵であるが、ゲーム事業は新たなライバルとの戦い勝ち抜く必要が生まれています。

(2)任天堂の新型ゲーム機は好調な出足

任天堂VSソニー 変わりゆくゲームの形…スマホとの距離感に差
2012.12.8 20:00 産経biz
Wii U販売のため、通常より1時間半早い午前8時に開店したヨドバシカメラマルチメディア梅田(大阪市北区)。開店前から列を作った70人以上の予約客らからは、ユーザー同士がゲームの感想などをやりとりできるSNS機能「Miiverse(ミーバース)」に興味を示す声が相次いだ。(産経biz)
任天堂がWii Uの日本国内販売を開始したが、販売前に予約客が行列を作っていたようです。予約をしているにも関わらず、並ぶという事は、かなりのゲーム好きということなのでしょうか。

ただし、数百万本の販売台数を誇った人気ソフトの行列と比較すると少し寂しい気はします。勿論、あくまで、ゲームの販路が変わっただけなのかもしれません。

(3)Wii Uの特徴とSNS


メーカー別のゲーム機販売台数比較

参考までに、上記の画像は、任天堂が公開したとされる、ゲーム機の販売台数の比較です。世界市場で見ると、据え置き型はPS3、携帯用ゲーム機はPS33DS(コメント欄で、ご指摘深謝です)が強い事が分かります。

また、Xbox360は、日本市場よりも海外市場で人気があることが分かるのではないでしょうか。

Wii Uの特徴

冒頭の画像を見て、Wii Uの違いとして一目瞭然なのはコントローラーに液晶パネルがついていることでしょう。任天堂やゲームソフト製作会社が、この特徴を生かしてどういったゲームを製造するのか、楽しみですね。

産経Bizは、従来のゲームソフトだけでなく、Wii UのSNS機能に注目すべきだとしています。ソニーや任天堂、マイクロソフトといった家庭用ゲーム機のメーカーは、スマホの普及によりソーシャルゲームと競争をすることになっています。

スマホで、ゲームをされる方も多いでしょうし、その点は、納得される方も多いのではないでしょうか。

(4)ソニーはソーシャルゲームを意識

家庭用ゲーム機が、ゲームの領域を出なければ、ソーシャルゲームには勝てない」と強調するのは、SCE関係者。同社のPS3新モデルは、新型携帯ゲーム機「プレイステーションVita(PSヴィータ)」とゲーム対戦やデータ共有のほか、ネット動画投稿サイト「ユーチューブ」も視聴できる(産経biz)。
産経bizによると、ソニーの関係者は、ソーシャルゲームとの競争について意識しているようです。PSヴィータの機能の紹介を見ると、複数の機能を生かしてソニーらしい、わくわくする体験をユーザーに楽しんでもらう事ができるのか、楽しみですね。

家庭用ゲーム機のメーカーが、SNSを意識しているのは、スマホ市場の拡大はソーシャルゲームが牽引していると見ている可能性があるからです。市場の動向について見てみましょう。

(5)家庭用ゲーム機市場は縮小 スマホなどの市場は拡大

家庭用ゲーム機向けソフト 5年連続で市場規模が縮小

ゲーム雑誌出版のエンターブレイン(東京)によると、昨年の家庭用ゲーム機向けソフトの日本国内市場規模は、前年比約14%減の2746億円と5年連続の減少。(産経biz)
家庭用ゲーム機市場は、5年連続で縮小しています。ソニーや任天堂は、世界的な企業のため日本国内市場規模だけで見るのは、早計かもしれません。

しかし日本は、ソニーや任天堂など、世界が誇るゲーム企業があるゲーム大国です。

その日本で、5年連続で縮小しているということは、家庭用ゲーム機の市場が何らかの解決策を求められていることは確かではないでしょうか。

スマホ向けなどのソフト市場は拡大

半面、スマホ向けなどのソフト市場は、会員制交流サイト関連だけで同比約89%増の2117億円と躍進した。(産経biz)
家庭用ゲーム機向け市場の不振に対して、スマホ向けなどのソフト市場は好調のようです。市場規模の拡大を見る限り、スマホ向けなどのソフト市場が、家庭用ゲーム機市場の市場規模を追い抜きそうであることが分かります。

(6)ゲーム業界の大手がソーシャルゲームを意識

  • 家庭用ゲーム機向けソフト 前年比約14%減の2746億円と5年連続減少
  • スマホ向けなどのソフト市場 会員制交流サイト関連だけで同比約89%増の2117億円
ソニー、ゲーム事業赤字の理由について考えると、市場規模の縮小が収益を押し下げている可能性が考えられるのではないでしょうか。

任天堂が新型ゲーム機に、SNS機能を搭載したり、ソニーがソーシャルゲームを意識しているのは、市場規模の変化を比較すると、正しい判断のようにも思えます。

(7)ソニー スマホなどへのゲーム配信を開始

SCEは10月にスマホなどにゲームを配信するサービスを開始。任天堂は「スマホなどではできない娯楽づくり」を強調するが、スマホ向けと一線を画す経営方針が限界を迎える日は近づいている。(産経biz)
ソニーは、スマホなどへのゲーム配信サービスを開始しています。ソネットなどソニー上場子会社の戦略に変化があり、シナジー効果を重視する姿勢を見せている点は、注目でしょう。

ソニーがゲーム事業を撤退するかどうかの可能性を考えるうえで、ソーシャルゲーム市場で存在感を示す事ができるのかどうかが重要になりそうです。PS3やPSPといった、強力なプラットフォームをどのように展開する事ができるのか、引き続き注目ではないでしょうか。
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2 件のコメント:

  1. メーカー別のゲーム機販売台数比較の携帯用ゲーム機はps3になってるwww
    ps3持ち運ぶんか

    返信削除
    返信
    1. >神崎翔さん
      こんばんは。ほんとですねw
      ご指摘深謝です、訂正しました><

      モニターがないと、筋トレになりそうですね。。。

      削除

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